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岡田よ星野監督の“しゃべり”を盗め
“次期監督”にあえて注文
球団を辞めても、たまに阪神ファンに会うと、必ず2つのことを聞かれる。まず「今年は優勝ですやろ」。それから「星野のあとは岡田で間違いないね」だ。 阪神ファンのみなさんは、本当にチームのことを好きでいてくれる。だから次から次へと阪神の話題が膨らんでいく。もう星野監督の後任の話が出るあたり、やはり阪神ファンである。 まだ星野体制2年目に入ったところで、こんな話をするのも不謹慎だが、ここはひとつお許し願いたい。やはり星野監督のあとは、OBからというのが私の願いである。2代続けて外部から大物監督を招へいし、野村さん、星野監督でチームの改革をやってくれた。あと何年、星野監督が采配を振るうかわからないが、少なくても戦うチームの「形」ができあがっているだろう。そのあとを引き継いでくれるOB。現状では岡田コーチだろうが、今年から来るべき時に備えて勉強してもらいたいものだ。 岡田と呼ばしてもらうが、彼が磨くべきところは、まず説得力のある話術だ。岡田は親分肌で、選手から慕われている。それに現役時代のプレーを見てわかるように、職人気質を持っている。だから選手にすべてを話さなくても、相手に伝わると思っているだろうが、そうではない。特に若い選手にはもっと説得力のある伝え方が必要ではないかな。 今年は目の前に見本がいる。星野監督もノムさんも、やはり話がうまく、ひと言ひと言に説得力があった。岡田は実績もあり、指導者として、チームをまとめる資質を備えているのだから、これからは動きだけでなく言葉も重要になってくる。 星野監督が今年、岡田を1軍のスタッフに起用したのは「自分のあとは岡田だ」の思いがあるから。はっきり聞いたわけではないが、昨年1年、2軍監督に対する接し方は、次期監督をにらんだもの、と感じるほど濃密だった。 それを踏まえて、岡田には星野監督のすべてを盗んでもらいたい。帝王学が実際に施される今季。阪神OBすべてが期待する生え抜き監督へ、岡田には土台を作ってもらいたい。 <写真=昨年12月、岡田コーチ(左)のパーティーで挨拶をする星野監督>
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2003年1月24日付紙面掲載
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