2002年オープン戦  阪神 3―4 近鉄 (3月23日・大阪D)

never never surrender
星野チェック
一枝修平

バルデスどこまで修正できるか

左に2人遠山・弓長合格だが…

 −せっかくのVムードに新守護神が水を差した。バルデスは本当に大丈夫か

 一枝修平 だいぶん前から心配やと言ってるやないか。オープン戦も終盤になり、みんなが出来上がってきて、主力も出てくると、バルデスの球威じゃ苦しい。球速は140 キロ 前半ぐらいやろ。抑えの投手として、この球威ではしんどい。三振が取れない。しかもコントロールも、変化球のキレもイマイチ。

 −本人も分かっていて、修正しているというが

 一枝修平 当然やろ。修正しないと、今のままでは通用しない。問題はあと1週間で、さてどこまで修正できるか。ぶっつけ本番で開幕を迎えなければならないのはつらいところだ。

 −心配していた左投手2人は固まってきたか

 一枝修平 仕上がり具合で遠山と弓長やね。オープン戦段階ではともに合格。ただここも心配なのは、2人ともワンポイントないし1 イニング が限度ということ。本来なら1 イニング 以上いける左投手が欲しいのだが。

 −打線では控え組の奮闘が目立った

 一枝修平 1番に起用された平下は引き付けてガチッとたたけていたし、2番の上坂もつなげようとして右狙いして右前打。理想的な攻撃で先制した。あのへんは監督が掲げる野球が浸透してきたなと思う。打つ方はヨシや。

 −打つ方は…という言い方をするのは、それ以外で不満がありそうだが

 一枝修平 沖原と田中のバントはいただけん。脇役のアイツらがバントをキチッとできんようではアカン。

 −田中は3度目で何とか決めるには決めたが

 一枝修平 あんなのはギャンブル。成功したからといって喜べない。140 キロ 足らずのボールに対して、合わせにいってどうするのか。腰が座ってないし、自分の意思でどっちへ転がすのか、全くできてない。打つ、打たんはいいが、バントができるか、できないかは大きな問題。この武器はもっと大事にしないと。

 −浜中やアリアスは波があるが、ホワイトはコンスタントに打っている。ホワイトの使い方が気になる

 一枝修平 内角甘めはセンター方向へ、外角はバシッとたたく。いいね。それとあの顔なら相手投手も内角は突きにくい。タイソンにケンカ売るようなもんやからな(笑い)。冗談はさておき、開幕までに選手を絞り込んでいくのは苦労するやろ。ただ外野なら相手投手をにらんでツープラントンのオーダーも組める。控えに回った者は代打でいける。層が厚くなってきたね。



2002年3月24日付紙面掲載 


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