2002年オープン戦  阪神 3―1 中日 (3月22日・西京極)

never never surrender
星野チェック
一枝修平

「アリアス桜」まだ8分咲き

凡打時の内容が良くない

 ――星野監督の古巣中日に快勝し、オープン首位が決定した。これがペナントならもっとうれしいが

 一枝修平 とりあえず「おめでとうございます」と言っとこか。確かに勝負は公式戦に入ってからだけど、阪神にとってこの“優勝”の意義は小さくないよ。いくらオープン戦でも簡単に勝てるもんじゃない。これだけの勝率を挙げるには、それだけの理由がある。そこはキッチリ評価できる。

 ――選手がノビノビプレーしているように見えた

 一枝 去年までの活気のないベンチとは大違い。チーム内の競争、監督へのアピールなど個々の選手が高いモチベーションを持って臨んだ結果やろね。決してガチガチに勝ちに行ったわけじゃない。首脳陣も複数のポジションを守らせたり、いろいろテストしながら選手の可能性もちゃんと探っている。その上で勝負にもこだわり、勝利を重ねたことが大きい。

 ――テーマの1つだった負け犬根性の一掃はできた

 一枝 去年までのことを思い出せばいい。例えば1本のタイムリーでさえ、やっとこさだった。でも今年は違う。簡単に出るし、そういうムードができつつある。投手陣でも同じ。試合を壊すような先発投手はいない。オープン戦といえば四球連発で打ち込まれたり、打者は打席で調整に徹したり気乗りしないことが結構ある。しかし今年は集中しているからそれがない。

 ――心配だったアリアスが2戦連発弾。桜じゃないが、開花宣言してもいいか

 一枝 この日の当たりは完ペキだった。でも全開はまだ早い。2試合連続アーチは、キッカケにはなっただろうけどね。気分もいいだろう。ただ凡打の内容が悪いのが気になる。むしろホワイトの方が、いつか「1発打つぞ」という感じ。アリアスはまだ、いい時と悪い時がハッキリしすぎだ。クジを引いているみたいなんや。ゲッツーでも、いい当たりなら心配しないが、ボテボテではなぁ。

 ――投手では金沢が開幕1軍当確の内容だった

 一枝 去年より腕が振れるようになったね。投球のレベルが1つあがった。ストライクゾーンにまとまりが出てきた。中継ぎの中に右の本格派は絶対に必要だし、残しておくだろう。

 ――いよいよ開幕まで残り2試合

 一枝 だいたいメンバーも固まってきたね。この日のアリアスのように、あとは気分よくペナントに入っていければいいと思う。



2002年3月23日付紙面掲載 


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