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2002年オープン戦 阪神 6―3 広島 (3月21日・倉敷) | |||||
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今岡に芽生えた自己犠牲の精神1発より「自分で考えた」バント評価――アリアス、今岡の1発で会心の逆転勝ちとみるが 広瀬叔功 今岡は本塁打より、5回、第3打席の犠打を評価したい。赤星に逆転適時打が出た直後、ランナーを進めるためにバントをした。放送席で見ていて「これは今岡が自分で考えてやったプレーだ」と感じた。後で今岡に直接聞いたら「自分で考えました」と言っていた。得点にはつながらなかったが、これまでの阪神には、あまりなかった野球だと感じた。 ――具体的には 広瀬 自己犠牲の精神だ。プロなんだから、ここ一番でいい仕事をしたいだろうし、数字も気になる。それでも今岡は、チームの勝利のために自分が今、何をしなければいけないのかを考えて実行した。やらされるのではなく、自分で考えてやったプレーは集中力があるし、成功する確率も高い。 ――2番打者の適性とは 広瀬 状況判断だろう。試合の流れを読んで、それぞれの打席で何がいちばん必要か、ボールをたくさん見て次の打者に任すとか、一気に打って出て相手投手のペースを乱すとか…。今岡は「今、自分のこと(成績)は何も考えていません」と言っていた。チームが勝つためにどうあるべきか、今自分が何をするべきか、阪神に一番欠けていた部分だと思う。今岡は、そして阪神は変わったと感じた。 ――新戦力のアリアスに待望の1発が出たが 広瀬 ホームランを打ったフォームを忘れないでいてほしい。打撃はトップの位置が決まらないといけない。ここから打つんだというしっかりしたトップの形がないと、打撃が崩れてしまう。アリアスはバックスイングが少なく小さいタイプ。そのためトップの位置がわからないんだと思う。トップの位置が決まらず、上下のバランスを崩して上体だけで打っていた。打撃コーチとよく話し合ってトップの位置を固めてほしい。ホームランをビデオで繰り返し見るのが有効ではないか。 ――同一リーグの広島に快勝して、オープン戦も残り3試合。今、大切なことは何か 広瀬 繰り返し言うが、自分の数字よりチームを優先する選手が増えれば強い。後はどれだけ持続できるか。プロは140試合の長丁場だ。今岡は今の気持ちを1シーズン忘れないでいてほしい。 |
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2002年3月22日付紙面掲載
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