2002年オープン戦  阪神 6―3 西武(2月24日・春野)

never never surrender
星野チェック
一枝修平

今岡、内容も結果も悪い

6回エンドラン空振り

 ――一発で先制、足で稼いだ追加点と今日もいい面が多かったのでは

 一枝 赤星は星野監督が好きなタイプの選手だ。監督は「ホームラン打者は怖くない」が持論。投手がホームランを打たれるのは、ほとんどが失投だ。コントロールミスをした自分に腹は立つが、気持ちの切り替えができる。それに比べて足のある打者を四死球や足で稼いだ当たりで出すと切り替えができない。セットポジションで投げなければいけないし、三塁まで進めると、前進守備を敷いて打者のヒットゾーンも広がる。自分が投手時代に嫌だったことをやってくれる選手が今は頼もしく映るわけだ。

 ――星野監督が理想とする野球とは何か

 一枝 投手が踏ん張って、打者は執拗(しつよう)に攻める野球やね。相手投手の出来が良いと、ヒットが打てないのは仕方のないことと考える監督だ。相手のエラーや四球でランナーが出て進塁打、エンドラン、バント…。三塁ランナーをどうやってホームに返すか。そのプロセスを重視する。

 ――踏ん張った先発伊達の好投を生み出したのはエバンスの3ラン。キャンプ序盤から一枝氏が「今年はいい」と推していた内容を実戦でみせてくれた

 一枝 エバンスはボールを振らないし、キャンプではアリアスより飛距離が出ていた。2年目で日本野球に慣れてきたし、昔で言う“第3の外国人”扱いなのも発奮材料になる。オマリー臨時打撃コーチの教えを吸収するなど、追い風が吹いている感じだ。一、三塁にアリアス、片岡が入って守るポジションがないが、使いたい選手だと思う。

 ――初戦の殊勲者だった今岡に状況判断の出来ないプレーが多かった

 一枝 2回、無死二塁の場面。浅井の深い中直で三塁へタッチアップできなかった。それより6回のエンドランで空振り。当てに行こうとしたのが間違い。ヒットを打つ気でないといけない。当てに行って空振りやファウルチップは最悪。結果もそうだが、首脳陣が一番嫌がるプレーだと思う。

 ――2試合音なしの浜中も気になるが

 一枝 慌てないこと。騒がないこと。大丈夫、これから安定してくる。新しい打撃に挑戦しているんだから、そんな簡単に結果がついてくるものではない。どっしり腰を据えて新打法に取り組んでほしい。



2002年2月25日付紙面掲載 


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