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踏ん張った先発…物足りなかった中継ぎ開幕7連勝、首位争い、そして失速―。それでも今年の星野阪神は、94年以来の4位と来年につながる戦いを展開した。阪神が全日程を終了した今、戦いの軌跡を日刊スポーツOB評論家が投打2回にわけて検証する。初回は中西清起が投手を斬る。 課題はセットアッパー育成問題点を指摘する前に、言っておきたいのは、今年の投手陣は良くやったということ。チーム防御率は基本的に3・50を下回ることを目標とするので、3・41なら合格点。この数字は最近10年で最もいい。 2ケタ勝ち投手が3人出たように、投手陣をけん引してきたのは先発スタッフ。昨年、たった6回しかなかった完投勝ちが、今年は17回(完投負けは4回)と約3倍に増えた。特に4月(3月30日の開幕戦を含む)は7完投勝ち(井川2、藪3、ムーア1、谷中1)と開幕ダッシュを支えてきた。 逆に言えば、昨年まで健闘していた中継ぎ陣は物足りなかった。ストッパーのバルデスがしっかりしているのだから、6、7月と先発投手が失速しだした時に、中継ぎが踏ん張ればもっと上位で戦えただろう。遠山、伊藤といったベテランが衰え、それを金沢、伊達などの若手がカバーしきれなかったということ。先発から、いきなりバルデスという方程式は、かなり無理があった。中継ぎに関しては、過渡期の1年ととらえている。 来年に向けての課題だが、まず先発は今年よりも勝ち星「10」プラス、負けマイナス「10」。藤田、藤川などの成長で来季のレベルアップは必至で、達成可能な数字だ。中継ぎはまず信頼できる左腕を2枚持つこと。1人は1〜2イニングスを任せられるタイプで、もう1人はワンポイントでいい。今年、経験したことで吉野は使えるだろうから、もう1枚をどうするかだ。 抑えのバルデスの前で投げるセットアッパーの育成、あるいは補強も必要だろう。ヤクルトで言うなら、高津につなぐまでの五十嵐、石井を阪神も持たなければならない。この面でおもしろいのは安藤。まだ、フォーク、スライダーがプロのレベルでなく、欲しい時に三振が取れる投手でもないが、ゲームを壊さないのは魅力。ウイニングショットを磨くことを条件に、セットアッパー候補と期待したい。 (日刊スポーツ評論家)
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2002年10月17日付紙面掲載
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[星野阪神’02を検証する 攻撃編・一枝修平] 阪神 | カープ | 関西情報 | ライブラリーINDEX 野球 | MLB | サッカー | スポーツ | バトル | 芸能 | 社会 | 競馬 | レジャー特集 | |||||