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投手は成本、野手は浜中がMVPや阪神が19日、7連勝で前半を終了。結局38勝46敗、勝率・452、借金8の4位だった。投打ともにキャンプからの構想とは大きく違い、計算違いと試行錯誤が続いた阪神だが、夏場になって若手が成長。後半戦に期待も膨らんできた。一枝修平、中西清起両日刊スポーツ評論家が「1学期の通信簿」として、前半戦を総括。野手では浜中、投手では成本が最高評価「5」をとった。 成本、球威補う冴えた投球術井川の頑張りも評価
投手陣は構想通りにはいかなかったが、その誤算を若手が埋めた前半だった。キャンプ時の構想から、先発では藪、川尻、星野伸のベテラン3人が計算外に終わった。福原も途中でセットアッパーに転向。その中で伊達、谷中あたりが穴を埋める、うれしい計算外があった。 井川の頑張りは評価できる。特に前半戦の前半。夏場こそバテ気味になったが、ローテーションの中心となってチームを引っ張った。井川がいなければ、阪神はもっとズルズルといっていただろう。先発が井川なら、抑え陣の期待以上は成本。前半最終の巨人戦こそ9回に同点にされ、仕事ができなかったが、28試合に登板して2勝16セーブ。救援敗戦が0だから文句なしだ。元々、球威的に抑えはどうか、という心配はあったが、それを補う投球術が冴えた。5月ぐらいからはベンチの信頼と、本人の自信が確立。前半戦「投手部門のMVP」だ。 あとは「やり繰り」がうまくできた前半だった。遠山、葛西、伊藤といった中継ぎの顔が2軍落ちしたが、1カ月以上もファームで調整できる余裕もあった。それを川尻、弓長、吉野などが埋めたが、調子のいいものを使った「やり繰り」が好転した。 後半戦へのテーマは「左の先発」が、もう1枚ほしい。今、左の先発は井川だけでバランスが悪い。その井川自身も2ケタ勝利がノルマで奮起を期待したいね。 (日刊スポーツ評論家)
浜中は計算外の助っ人の穴よく埋めた成長著しい上坂、赤星
打線は外国人などの計算外を、若手の成長が埋めた格好だ。2軍スタートした上坂、浜中が今や堂々の上位打線だからね。 前半戦の前半は、未知数の若手が多すぎて、その見極めに時間もかかったし、彼ら自身が場数を踏むことで成長してきた。ここにきて、やっと形ができてきた。足のある上坂、赤星の出塁は、相手にとっては二塁打に相当するから威力ある。しかも、体が小さいうえにボール球を振らなくなったから、相手投手は精神的にしんどいよ。 ただ、夏場になっての打線の固定は、やっぱり沖原の存在が大きい。沖原が抜けている間は、二遊間はとっかえひっかえだったから。 後半戦の期待は、浜中とエバンスの2人。浜中は成長したといっても、まだバットをしゃにむに振っているというイメージ。打率も3割に届きそうなところまでいっているが、後半戦はもうひと皮むけてほしい。具体的には投球に対してバットを距離をおくこと。エバンスは、後半戦相当働く予感もする。右肩が不安で送球に難はあるが、日本の野球になれてきたら、もっと上位を打てる。上積みはあるね。 (日刊スポーツ評論家)
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2001年7月21日付紙面掲載 | ||||||
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