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阪神 7―6 巨人 (7月19日)
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一枝修平

自信に満ちた矢野、攻守で冴え

 11回の両軍は好対照だった。巨人は岡島に代打を送って勝負に出たが3者凡退。その裏、阪神は12回を見すえて、福原をそのまま打席に立たせた。しかも、その福原のセカンドゴロを川中が緩慢なプレーで内野安打とする。巨人の守り負けだった。

 ただ、この日の立役者は何と言っても、サヨナラのお膳立てもした5安打の矢野だ。すべてのプレーに自信があり、気が乗っている。3回の2ランなどは完全な読み勝ち。インコースが続いたが「次の球もインコース」と迷いない。スイングが強かったから、詰まってもスタンドインした。

 矢野の積極的なバッティングは、守りやリードが好調だからで、その相乗効果だろう。たとえば、8回表、川中のバント(フライ)を飛び込んでキャッチし併殺にしたプレーは、打球が上がると同時に足がサード方向に出ていた。それも「サード方向にバントする」と読んでいたからできること。矢野は配球、守り、打席、すべてにさえがあった。

(日刊スポーツ評論家)


2001年7月20日付紙面掲載 
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