spacer
阪神 5―3 巨人 (7月18日)
連載目次  


中西清起

ムード変えたエバンスの一発

 エバンスの1発が流れを変えた。5回。選球眼のいい男にしては、珍しく高めのボール球を強引に振りにいった。それが風にも乗ってレフトスタンドに入った。巨人桑田に4回まで2安打0点。重苦しいムードに包まれていた阪神は、この1発で元気を取り戻した。

 少々ボール球でも積極的に打ちにいったのは、バットが振れてきたあかしだろう。これまで左足を回しながらタイミングを取っていた。そのため差し込まれぎみだったが、この日の打席では自然に出るようになっていた。いいタイミングで打てているのが安打量産の要因だ。

 バットだけでなく、守備での貢献も大きい。1点先制された後の1回1死一、三塁。清原の三遊間の当たりを好捕して併殺に仕留めた。あれが抜けていたら試合は終わっていただろう。派手さはないが、貢献度は高い。存在感のある助っ人になってきた。

(日刊スポーツ評論家)


2001年7月19日付紙面掲載 
阪神 | 野球 | 広島 | スポーツ | 芸能 | レジャー | 競馬
Home