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阪神 3―2 巨人 (7月17日)
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吉田義男

攻守に1番光っていた上坂

 見ごたえのある、ええ試合でした。ヒーローはたくさんいますが、攻守で1番光っていたのが上坂やったと思います。

 特に2回無死一塁で、併殺にとった守備は素晴らしかった。阿部のセンターへ抜けそうな当たりを逆シングルで捕って、バックトスでセカンドに入った沖原へ最高のボールをグラブトスしました。久しぶりにプロらしいプレーを見せてもらいました。打つ方でも5回はタイムリー、9回はサヨナラ打です。申し分ないんとちゃいますか。去年はまだ落ち着きがなく、おどおどしてました。しかし経験を重ね、自信もついてきた今年は伸び伸びプレーしているように思えます。

 上坂以外にも、ええプレーはたくさんありました。8回2死一、三塁で代打清水の一ゴロを横っ跳びで止めた八木のプレー。9回2死二塁で江藤の中前打に、ダッシュしてきて二走二岡を三塁に止めた赤星の猛チャージ。どちらも拍手を送りたいです。

 それともう1つ、どうしても言っておきたいのが清原のバントです。結果論じゃなく、なぜバントだったのか。今年の清原は、巨人の扇のかなめの存在。打撃も好調だし、あそこでバントはベンチとの信頼関係が壊れるだけです。おそらく阪神側としては「バントしてくれてラッキー」といった気持ちだったでしょう。目先の1勝にこだわった1つのプレーが、今後にも影響を及ぼすのではないか…と思います。

(日刊スポーツ評論家)


2001年7月18日付紙面掲載 
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