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広島 3―1 阪神 (5月3日)
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一枝修平

強気に攻めなきゃ脱出できん

 9回、ペレスが凡退して試合が終わる。警備員が一瞬の間に走って配置についた。阪神の側から見れば、それがこの日、もっとも元気と活気にあふれた動きだった。福原が好投しながら、逆転を許して7連敗。こんな時こそ、選手1人1人が強気になり、ベンチも失敗を恐れずに戦ってほしいのに、そんな所はまったく見えなかった。

 7回、1死一、三塁から代打八木のタイムリーで1点を先取した。なお一、二塁。ここで田中が初球を平凡な中飛。この凡打で攻撃が途切れた。セーフティーバントなど細工をしてチャンスを拡大するケースでの初球打ちに、一体どんな根拠があるというのか。もっと言えば、この回無死一、三塁で福原に打席が回ってきた場面。福原は直前の7回表、12球投げてボールが7球。彼の場合、変化球が大きく外れ出すと崩れる前兆だけに、危険な兆候はあったのだ。ならば、福原の打席で八木を送って一気に勝負を決める強気の用兵も一手ではなかったか。

 中軸の一発待ちだけでは活路は開けない。元気と強気…。攻めることでしか、泥沼から脱出は図れないと思うのだが…。

(日刊スポーツ評論家)


2001年5月4日付紙面掲載 
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