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巨人 5―4 阪神 (4月26日)
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吉田義男

9回サヨナラ機逸し、10回葛西、動揺!?

 野球は実は筋書きがあるドラマなんです。8回の阪神の同点劇、そして延長10回の巨人の勝ち越し…。結果論ではなく、筋書き通りに試合が進み、終わったと思います。

 8回、巨人は1死一、二塁で打者阿部の時、次打者席には後藤がいました。好投してきた鄭ミン哲はここで交代と覚悟したはずです。ところが、阿部が併殺。鄭の続投になりました。投手心理というのは監督泣かせの部分があります。私が危ぶんでいた通り鄭はピンチを招いて降板、阪神は田中のタイムリーで同点に追いつきました。逆に阪神は9回、サヨナラ勝ちと思った瞬間、高橋由のバックホームで坪井が刺されました。

 その直後、マウンドに立った葛西の心理も微妙に揺れ動いていたはずです。結局、2死から3連続長短打を浴びて2失点。高橋由は直前のバックホームで気分を良くしたこともあって、うまく打ちました。彼がこの勝ちゲームを作りましたね。阪神で惜しまれるのは、高橋由の二塁打で一走清原をホームに返したところです。タイミングはアウトだったが、田中の送球が逸れました。正確に強く投げていたら…悔やまれるスローイングでした。

(日刊スポーツ評論家)


2001年4月27日付紙面掲載 
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