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巨人 6―5 阪神 (4月25日)
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吉田義男

今後も巨人と互角の戦い続く

 1500試合目のメモリアル・ゲームにふさわしい試合でしたな。私も見ていて、疲れましたわ。セーフティーリードが一体何点なのか分からない、というのは最高にスリリングなんですが、この日の勝負の分岐点は5、6回の攻防、その中の“1球の心理”が明暗を分けました。

 阪神は5回、2死満塁にしました。巨人を引き離す絶好機です。しかしペレスは1、2球目のボール球を空振りしました。これが入来を助け、自らは悔いを残すこととなって凡退。直後の6回表に巨人は先頭の仁志がバントを試みました。これは失敗に終わったんですが、直前の逸機と仁志のこのプレーがカーライルのリズムを微妙に狂わしたんやないですか。松井の一発で逆転された後、代わった吉野が高橋由に初球を不用意に真ん中へ投げ、2ランを浴びました。1球の恐さが身にしみるシーンやったですね。

 最後の最後まで手に汗を握る試合は、中身の詰まった面白いゲームでした。今年の巨人戦は、互角の攻防が展開されています。巨人に圧倒的な勝ちパターンが見当たらない今季は、伝統の一戦にふさわしい戦いがまだまだ続くと思います。

(日刊スポーツ評論家)


2001年4月26日付紙面掲載 
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