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中日 6―0 阪神 (4月15日)
連載目次  


開幕15番勝負
中西清起

小粒打線がプツンプツン分断

もう正念場…つながりに活路を

 <15番勝負の最後は見るも無残な負けいくさ。数少ないチャンスで打てず、今季初めてマウンドに立った藪がおなじみの? 連打病で沈没する。ついに今季初の同一カード3連敗を喫してしまった>

 藪はもうちょっと粘り強く投げないとあきませんわ。6回で2失点なら、たとえ負けても次の試合につながる。それが6回に3安打を集中されて合計6失点でしょう。井上に右前2点タイムリーされたのなんか、インハイでポップフライを打たせようとしたのが、ライト前まで持って行かれた。完全に力負けです。もっとも藪の場合、精神的な問題の方が大きいのかもしれない。野球なんて何があるか分からないスポーツですよ。それがガクッと来て、ストライクゾーンだけで淡白に勝負したら、そら連打も食らいますわ。

 <もちろん藪も不甲斐なかったが、中日3連戦をすべて0行進した打線はもっと酷い状態だ。中日の投手陣がいくらいい、と言っても、こうまで点が奪えないと、たとえ藪が完封していても引き分けるのがやっとではないか>

 先のヤクルト戦から打線の下降線は始まってました。クルーズ以外に一発のないチームだから、つないで行くことが生命線ですよね。そのつながりがプツンプツンと分断しては、得点を奪えない。

 <セの5球団とひと回り対戦して、結局6勝9敗に終わった。内訳は広島、横浜に2勝1敗、巨人、ヤクルトに1勝2敗、そして中日には3連敗である>

 各チームの状態や力関係が、この15試合の内容と結果に反映されてますよね。巨人は投手も大ざっぱに投げてくるから打ち合いになる。ヤクルトは古田のインサイドワークや配球が阪神を上回った。広島は緒方らがいなくて飛車角抜きで、横浜は森野球が浸透していないというか、まだ空回りしている。そして中日。ここの投手陣は質量とも最高ですわ。野口や山本昌なんか見下して投げてきますからね。今年の中日はかなり手強い。

 <阪神はこの後、鹿児島へ飛んで横浜と2試合、その後甲子園で中日、巨人と6試合を戦う>

 横浜戦はともかく中日は今回と同じ表ローテーションの3人が来る。それに巨人…。阪神としてみれば、今シーズンの正念場が待ったなしでやって来ますね。ここで踏ん張れるかどうか…。

(構成=井関真解説委員)


2001年4月16日付紙面掲載 
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