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ヤクルト 4―2 阪神 (4月11日)
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開幕15番勝負
中西清起

今岡打たなきゃ得点力上がらん

深みにはまる前に投打を立て直せ

 <この道はいつか来た道…である。2点差を追いかけて9回裏、マウンドには高津。土壇場は前夜とまったく同じシチュエーションだった。代打桧山が3球三振、今岡、クルーズも内野ゴロに倒れて、試合はアッケなく終幕を迎えた>

 この負けは痛いですよ。明日(12日)は天敵の石井一が来るでしょう。ヤクルト戦は少なくとも2勝1敗で乗り切りたかったのが、逆に3連敗の恐れが出てきましたからね。次の中日戦まで考えたら、ハンセルが登録抹消で、先発は15日の日曜日の福原しか用意できていない状態。だから余計にこのヤクルト戦が大事やったのに…。

 <初回に幸先良く1点を奪った試合は、4回に山場がやって来た。スライダーを多投してヤクルト打線を交わしていた川尻が制球を乱す。稲葉に二塁打された後、ペタジーニ、古田に連続死球を与える。ラミレスにタイムリーされて同点。ところが岩村が0―3から打ってきてくれて三邪飛。土橋は3球三振とピンチの脱出口は目の前に見えた。が、投手の藤井に逆転の2点タイムリーを浴びてしまったのだ>

 藤井は1打席目(三振)でも鋭いスイングをしてました。だけどバッテリーとすれば、スライダーを投げていたらいいや、という思いがあったんでしょう。2球続けたスライダーを右前に持って行かれた。低めで悪い球ではなかったんですが…。あの場面、もっと内外角に揺さぶる丹念さが必要やったですよね。結局、あの失点が命取りになってしまった。

 <試合の分岐点はその藤井の一打だったにせよ、前日は0点、この日は2点しか奪えなかった打線の下降線がもっと気にかかる>

 やっぱり今岡でしょう。彼が打って得点力を上げてきたわけだから。今岡次第という部分があるんです。それと坪井、沖原。まあ、まだ湿ったというところまでは行っていないと思うので、何とか彼らに立ち直ってもらいたいですよね。

 <13日からの中日3連戦は先発が底をついてくる。こんなことでは本当に「いつか来た道」をたどってしまう>

 星野伸と藪しかいてませんよ。ウエスタンで調整、なんてキャンセルせなアカンでしょう。とにかく深みにはまる前に、先発投手陣も打線も、早く立て直さないと…。

(構成=井関真解説委員)


2001年4月12日付紙面掲載 
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