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横浜 5―2 阪神 (4月7日)
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開幕15番勝負
中西清起

中継ぎ陣が“過労死”してしまう…

後々に響きそうなムダ遣い

 部坂の先発、これは奇策ではなく仕方ないんですわ。福原は中5日にして万全の態勢で甲子園開幕に先発させたい、となるとこの日は部坂か吉田豊しかいない。藪と星野伸が2軍やから、先発の駒が1枚足りないわけです。部坂は3回から4回、持ちこたえてほしいところが、先発を意識し過ぎて、恐る恐る投げて制球が定まらず、2回途中で交代。これも仕方ないと思いますが、その後の継投はちょっとムダ使いやなかったかなあ。吉田、伊藤、西川、葛西、遠山でしょう。投手出身の立場から言わせてもらったら、どうせ相手が天敵の三浦なんやから、中継ぎ陣の負担を軽減してほしかったですよね。

 <昨年2勝6敗、防御率1点台で抑えられている三浦に今季2勝目を献上した試合は、始めから勝ち目の薄い戦いだったかもしれない。初回、部坂が金城に2ランを浴びた時点で、データの上では敗戦が決まっていたのだ。それでも阪神は次々に中継ぎ陣を繰り出して防戦態勢を整える。が、結果的にはすべては徒労に終わった>

 部坂と吉田でせめて6回まで何とかしのがないといけないのに、早くも4回から伊藤でしょう。こんな使い方を続けたら、中継ぎ陣が過労死してしまいまっせ。吉田(豊)をせめて打者2巡くらいは使ってイニングを稼ぐべきやった。まあ、中継ぎ陣には酷な試合やったですよね。その中であえて救いをみつけるなら、成本を温存した点です。阪神の抑えは成本なのだ、ということを内外に示した試合になったんやないですか。

 <一方的な展開に見えた試合だったが、実は最終的には3点差しかつけられはしなかった。横浜がたたみかけて点をもぎ取れなかったからだ。横浜は初回から徹底的なバント作戦で、バントを試みたのは合計8度。阪神の投手が次々に代わる試合の進み方だっただけに、森横浜のち密さがかえってチグハグな攻めにつながったのだろうか>

 森・野球というものを、チーム内に意識付ける狙いがあったんでしょう。ただバントはしてもその後の決め手に欠いてしまった。本調子ではないということですよ。その点、阪神はローテーションの谷間を通過してもまだ5割。甲子園で再スタートです。

(構成=井関真解説委員)


2001年4月8日付紙面掲載 
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