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巨人 6―5 阪神 (4月1日)
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開幕15番勝負
一枝修平

福原の見切りが早すぎた

遠山より松井を幅広く攻められたはず

 詰まったピッチャーライナーで三塁ランナーが飛び出してゲッツー…。それだけは注意しとかなアカンなあ。

 〈ネット裏で一枝さんがつぶやいた途端、今岡の投直が岡島のグラブに吸い込まれた。三塁走者沖原が飛び出し併殺。幾度となく振幅した試合は、無念の結末で幕を閉じた〉

 ポイントは幾らでもあった試合やったね。その中でも先発福原の見切り時が、その後の展開に響いた、と思う。福原は速球投手だが、この日は両コーナー、さらに高低、4スミを広く使い、さらに緩急をつけたピッチングをしていた。1点リードの7回、2死一、二塁で松井となって遠山に代えたのだが、相性から言えば間違いではないにしても、この日の状態からすればどうだったか…。

 〈松井の内角を果敢に攻めた遠山だったが、勝負球がやや甘くなって3ランを浴びた。その後、阪神が8回に今岡の3ランで逆転。その裏、3連投の伊藤がつかまって再逆転…と試合は流れていったのだった〉

 遠山は5球続けて内角を狙った。その5球目が甘めで、しかも低く入っていった。松井にすればスライダーも警戒しなければいけない所だけに、高めだと詰まるけど、低めは距離が取れるからシンで捕らえることができる。結果論だが、この日の福原なら松井に対しても、もっと幅広く攻められたような気がするなあ。もっと言えば、福原の見切り時が早かったから、前日も2回以上投げている伊藤を8回には注ぎ込まなければならなかった。あの8回の伊藤投入は、年齢や疲れなどを加味すると、もはや神頼みだった。

 〈かくて巨人との開幕3連戦は1勝2敗。巨人に中継ぎ不在などの問題点が露呈したと同様、阪神にも今後に向けて明るさと不安が表れてきた〉

 明るい材料は打線に多いね。試合慣れして1号本塁打も飛ばした沖原。彼は1番成長した選手や。今の8番という楽な打順でしっかりと自信をつけてもらいたいね。そして今岡。変な細工をせず、普通に振れば必ず打てるバッターや。さらにクルーズ、ペレスにもメドが立った。投手陣では福原のこれからが楽しみ。不安は抑えの部分で成本の誤算か。この日も成本に全幅の信頼が置けないから、苦しい継投になったわけだからな。

(構成=井関真解説委員)


2001年4月2日付紙面掲載 
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