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阪神 3―2 ヤクルト(8月8日)
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藪の踏ん張りがもたらした勝利先発上向き、Aクラスの目あり1点差を追いかける9回、1死一塁でようやく桧山に代打の出番が訪れた。勝負所と見られた7回、最初の左の代打は根本だった。彼が1点差に迫るタイムリーを放っている。桧山とすれば、この9回のチャンスを逃すわけには行かなかった。1―3から高津が投げ込んだ119キロのシンカー、ジャスト・ミートした打球は、4位浮上の夢を乗せてバックスクリーン左への逆転2ラン。 中西清起(日刊スポーツ評論家)「桧山に対して高津はシンカー攻め。3球目はミス・ショットしてファウルにしたけど、まだシンカーで来ると読みきって、完全に狙ってました。シンカー待ちで勝負をかけたんです。桧山という選手、表には出さないけど、激しい闘志を心の奥に秘めている男なんです。根本を先に使われて、気持ちの中には複雑なものもあったでしょう。それも吹っ切ったホームランやったですね」 派手な一発でヤクルトにも競り勝った。久々の4位浮上だし、Aクラスも射程圏内に入ってきた。値打ちのある勝利をつかんだのは、もちろん桧山1人の力ではない。ヤクルトの攻撃を2点でしのぎきった投手陣…。 中西清起「先発した藪。こんなゲームで影が薄くなったが、この1勝は藪の踏ん張りがもたらしたと思いますよ。ペタジーニの本塁打はともかく、味方に足を引っ張られる不運が何度もあったでしょう。ボールが続いたり不安定なところもあったが、2失点で6回まで投げたのは大したものです。それに2番手の西川。自信持って、打者に向かって行ってますわ。ネット裏からでも、その感じ、分かるでしょう。今は遠山よりもベンチの信頼感は厚い。これで今季1勝、パでも1勝しているから、西川はこれで“両リーグ制覇”ですわ」 後半戦になっても、リリーフ陣に疲れの色はうかがえない。先発も上向き、2番手以降も好調持続だけに、相手チームは早く突き放そうと、リードを奪っても、どこか攻撃に落ち着きがない。老かい野村阪神はそこにつけ込んで、白星をもぎ取っていく。 中西清起「Aクラスまで2・5差。21世紀の開幕権、目指してもらいたいですね。他のチームが優勝の目標を失っても、阪神は目的意識のある試合ができるから、Aクラス実現の目、おおありでっせ」 (構成=井関真編集委員)
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2000年8月9日付紙面掲載 | |||||||
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