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阪神 7―0 広島(8月6日)
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連載目次 |
改造ハンセル“見違えた”きめ細かい攻めも光った後半戦は3カード連続の勝ち越しだ。最下位脱出どころか、3位に2・5差。Aクラスまですぐ目の前に見えてきた。先発ハンセルが好投。福原―山岡の圧勝パターンの継投もズバリと決まって完封。打線も効率の良い攻めで、7点をもぎ取った快勝劇に、試合後のベンチは笑顔の洪水だった。 広瀬叔功(日刊スポーツ評論家)「まずハンセルやな。立ち上がりから改造したフォームにオヤッと思っていたんや。シーズン序盤は一塁側へ体が流れていたが、それが完全に解消されていた。コーチがうまいこと直してあげたものや、と思うで。球にウエートが乗るようになったし、腕の感覚だけに頼らないからコントロールも格段についた。2点をもらった直後(5回裏)、2死二、三塁にされて代打東出に四球を与えた所だけ、少しリキんで体が流れたけど、その他は完ぺきやった。クロ(黒田コーチ)がアメリカに行っているそうやけど、こんなハンセルのピッチングをもしアメリカで見たら、ぜひ獲得しようということになるで」 4回は無死満塁になると8番・松田に代打・山田(右犠飛で先制点)、8回は先頭ハンセルのところで思い切りよく代打八木を送ったら、これが追加点につながるなど、用兵もパーフェクトに的中。最後は大豊の三塁打や桧山の一発など大技を繰り出したが、きめの細かい攻めも光った試合だった。 広瀬叔功 「5回の2点目。1死一、三塁でハンセルが投ゴロ、この時矢野が本塁にかえったあの走塁がよう効いた。あの場面、ゴロなら併殺を防ぐ狙いもあって、ホームへ突入するのがセオリーだが、矢野は完全にセーフになるタイミングのスタートを切った。ワシなんかも、あんなケースでは投手の球がストライクになると見極めたら、球がバッターに届く以前にスタートしたものだが、矢野のセンスの良さを改めて見せ付けられたなあ」 バッテリーだけでなく、どこから見ても文句のつけようがない阪神の圧勝。そんな中で、伏兵・塩谷の4安打はキラキラ輝いた。 広瀬叔功 「5回に外角球をうまく中前に打って先制点を呼び込んだやろ。右腕でおっつけるのが巧みな打者やね。外へ逃げていく球にも常に対応できてきたら、完全にレギュラー級やと思うな。三塁の守りも、打ったことで安定していたし、楽しみな選手やで」 (構成=井関真編集委員)
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2000年8月7日付紙面掲載 | |||||||
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