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中日 11―1 阪神(8月1日)
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連載目次 |
前田攻略へ工夫見られず全員で攻める竜打線とは対照的0―8と引き離された7回、先頭ハートキーの3号アーチが左翼席に弾んだ。どこから見ても勝ち目のない試合かもしれないけれど、少しは意地をのぞかせて前田攻略に立ち向かってくれるか、と期待したら新庄以下がアッサリと3者凡退…。 一枝修平(日刊スポーツ評論家)「あの場面、反撃ムードに転じるところと違うんか。前田をとことん苦しめたろ、といった気持ちがどこにも見当たらないやないか。単に自分が打つというだけでは、そら得点にはつながらない。みんなでカサにかかって…という盛り上がりがまるでない試合やったなあ」 9回も無死一塁で併殺。新庄も二塁に凡飛を打ち上げてゲームセットと、闘争心のカケラも見えないまま、試合は終わった。振り返ってみれば、先発藪がカウント球が甘くなる所を狙い打たれて、初回に4点を失った、その1回表がすべての淡白な敗戦だった。 一枝修平「1死から李にヒットが出た。次の井上はワンバウンドで一塁の頭上を越える当たり。回り込んでいた平尾は、あれを捕らないとアカンわ。当然アウトにはできないが、押さえていれば一、二塁で済むのに、ライト前に転がってしまって一、三塁。一、二塁なら内角を攻めて外角の変化球で併殺とか、計算の立て易い投球ができるのに、三塁まで取られて、藪のピッチングから余裕を奪ってしまった。中日はこの後、ゴメスは三振したが、立浪が次につないで行こうというバッティングでタイムリー。3ランを打った山崎も本塁打を打ちに行ったのではなく、ミート中心でつなぎにいったら、結果がホームランになった。中日打線は確かに全員で攻める気迫があった」 巨人との3連戦で総力を使い果たしたはずの中日だったが、抜け殻になるどころか、力も闘志も阪神よりもはるかに上だったというわけだろうか。屈辱的な1―11の完敗…。 一枝修平「1人1人で、相手投手に向かって行くだけでは、点が入らない、というのが野球や。前田に対して、それぞれが狙い球を絞っていくとかの工夫の跡や執着心も全然見られなかった。序盤で6点を奪われたら、勝てる可能性は低いやろう。それでも相手を少しでも苦しめないと、見ている人にも失礼やで。この日の中日の投手との力関係からすれば、せめて3、4点は取ってほしかったなあ」 (構成=井関真編集委員)
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2000年8月2日付紙面掲載 | |||||||
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