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阪神 7―1 横浜(7月2日)
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連載目次 |
借金5以内で折り返せハリある目標できた6点差の安全圏から伊藤が2回、そして遠山が8、9回の2イニングを締めくくって、またまた快勝だ。横浜3連戦に3連勝。ベンチのそこかしこで握手、握手、また握手…。 中西清起(日刊スポーツ評論家)「この3連勝は大きいですよ。借金が10になった直後のカード。これ以上借金が膨らんだら、返済不能になる瀬戸際で踏み止まって、借金を7にまで減らしたんですからね。前半戦の区切り、オールスターまでに新たな目標が生まれましたで」 初回にアッサリと先取点を与えながら、2回にはおなじみ新庄のバックホームで追加点を阻んで流れを引き寄せる。3回にはハートキー、新庄、タラスコのタイムリーで瞬く間に3点を奪って逆転。4回はハートキーの2点二塁打と大豊の滞空時間の長い2ランアーチで、早くも横浜の息の根を止めたのだった。 中西「シリに火というの英語で何というか、知ってますか? クリフハンガーいうらしいでっせ。クリフハンガーの2人組(両外国人選手)がまた打ちました。フランクリンが入って危機感を抱いたお陰でしょう。1度もゲームには出ていなくても、この3連戦に限ればフランクリン効果は絶大でしたわ。この日の試合は打つべき者が打ったから、これだけ楽に勝てました。クリーンアップで4安打、それも長打ばかりで6打点ですからね。これまでの阪神打線は将棋で言うたら、歩ばっかりで敵陣深く入ってト金を狙うといったとこやったけど、この日は違う。飛車や角、香車や桂馬もあって、やっと本来の将棋らしい野球? ができました」 話は元に戻るようだが、これから球宴までに、確かにハリのある目標はできた。前半戦は残り15試合。これをどう乗り切るか。10勝5敗なら借金は2、9勝6敗なら借金4で折り返し点に到達する。 中西「目標数値は借金5以内です。つまり9勝6敗では乗り切りたい。勝率5割が目の前に見える数字だと、後半戦にも明確な目標ができる。しかもこれからオールスターまでは上位の星のつぶし合いがあるでしょう。借金を5以内にして後半戦に入ると、チームに活力が吹き込まれた状態で戦い続けることができますからね」 どうやらチーム自体も“クリフハンガー”を脱出して、阪神に新たな視界が広がったようである。 (構成=井関真編集委員)
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2000年7月3日付紙面掲載 | |||||||
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