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阪神 6―3 横浜(7月1日)
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連載目次 |
連勝呼んだ新庄のタッチアップ4回、一塁から…二進でタラスコ気楽に阪神は本当に幸せなチームだ。5位と6位の戦いにナント4万7000人のファンが甲子園につめかけた。倉敷で勝って、連敗脱出。ファンの思いは連勝で最下位脱出にまずは近づいてほしい、だろう。月も変わった。ツキも変わるはずだ、と。 本来ならもっと楽な展開になっていたはずだ。1回、いきなり星野伸が鈴木尚に2ランを浴びた。反撃の2回。実においしいごちそうが待っていた。横浜先発のベタンコートの制球難。ストライクが入らない。新庄、大豊、タラスコが3連続四球。黙っていても同点、逆転の場面。ところが満塁で吉田剛がカウント0―1から明らかなボール球を振り、最悪の遊ゴロ併殺だ。結局1点のみ。負けていたら最大のポイントになった場面だった。 中西清起氏(日刊スポーツ評論家)「顔の付近にきた球で、打ちにいきながら、よけたからあんな打球になったんですわ。中途半端やなー、ですわ。あそこはキッチリとボールを見極めんと。楽に逆転して、楽に試合を進めることができたのに」。 こんなことで相手投手が立ち直るケースが非常に多いのだが、それを救ったのがタラスコの4回に放った逆転2ラン。実はこの本塁打には伏線があった。この回、無死から新庄が左前安打で出塁。大豊の大きなセンターへの飛球で二塁をおとしいれた。 フェンスに当たるのでは、という大きな当たりだから、セオリーなら新庄はハーフウエー。タッチアップから二塁を奪うというのは、常識的には考えられない。それを新庄は高々と上がった打球を見届け、最初からタッチアップに入っていた。 中西「普通はハーフウエーですわ。ただし、セオリーを無視したギャンブルと決めつけられぬ判断力を新庄は持っていた。広い甲子園を熟知した走塁。高く上がった打球で、あれならいける、と決めたはずですよ」。 暴走と好走は紙一重だが、結果論は、この走塁で併殺がなくなり、タラスコから力みが消えた。楽に打席に立つことができ、楽に打った結果が連夜のアーチとなったのである。 中西「それでもタラスコがこれで一軍定着かといえばそうではないはず。フランクリンの状態を見ながら、猶予期間が延びた、ということだとボクは考えますけど」。 フランクリンの名前が出てからのタラスコ、大豊の爆発はすさまじい。起用法は難しいが、ファンの立場から見れば、答えは簡単。「打つ方を使ってよ」だ。 |
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2000年7月2日付紙面掲載 | |||||||
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