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阪神 6―4 中日(8月2日)
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連載目次 |
湯舟4回交代止むなし八木と和田のフル活用も手4時間23分の“難産”の末に勝利をつかんだとはいえ、阪神が抱える懸案事項が解消されたわけではなかった。先発投手の壊滅現象だ。この日も湯舟が4回3失点で同点に追い付かれた時点で降板。7月5日に川尻が勝利投手になって以降、先発投手が白星を手中に収めたゲームはない。この日でもう17試合、先発エレジーとでも呼びたい異常事態が続いている。 この17試合で投手動員数は82人。1試合平均では4.8人だ。それでいてその間のチーム成績は7勝10敗と、それほどに見劣りするものではない。中継ぎ投手陣の充実がなせるワザというところだろうか。 中西清起(日刊スポーツ評論家)「湯舟は真っ直ぐの走りは戻ったようにみえたんですがね。4回は低めを狙った球がベルト辺に浮いたり、逆球があったり、コントロールに問題があった。交代時期は仕方ないでしょう。中日にリードを許してからでは、いくら自慢の中継ぎ陣を出しても『骨折り損のくたびれもうけ』になってしまうやないですか」 湯舟は先発投手陣の不名誉な数字を1つ増やしただけだったが、打線の方ではベテランが渋い働きをした。2番セカンドでスタメンに入った和田と、偵察メンバーの川尻に代わって1回から代打―6番一塁で出場した八木だ。2人が揃って、試合当初から出たのは、6月27日の巨人戦以来今季2度目のことだ。 右に左に打ちまくり、平尾の負傷でセカンド、さらにショートまで入った新庄の陰に隠れたとはいえ、彼らの働きがなかったら、試合はどうなったことか。6回先頭八木がそこまでの2三振を引きずらずに、思い切り良く引っ張って左翼線二塁打。2死満塁となって、今度は和田が2―0と追い込まれながら、怪腕岩瀬をあざ笑うがごとく一、二塁間をコロコロと抜けていく快勝タイムリーを放ったのだ。 中西清起「チームが停滞ムードの時には、八木と和田はカンフル剤としての働きができます。もっとも終盤の代打は層がかなり薄くなる。彼らは1打席でも配球を読んで勝負できるバッター。長期的なことからすれば、若手をスタメンで使って将来のためにも試合の中で学ばせ、この2人を勝負所の代打で温存というのが得策でしょう。ただチームに勢いをつけるまで、八木と和田をフル活用する手はありますよね」 (構成=井関真編集委員)
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2000年8月3日付紙面掲載 | |||||||
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