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横浜 4―2 阪神(8月20日)
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連載目次 |
下半身が安定してきた井川球重く、ストレートに伸び長期ロードの締めくくりは、元気のない阪神を象徴するような戦いだった。先発湯舟が1回4失点で炎上。打線は新庄が3安打して気を吐いたものの追いつけない。横浜三浦に押しきられ、連敗はついに8となった。3位争いどころか、最下位脱出さえ希望の持てない状況…せめてもの救いは2番手として登板した3年目、左腕井川の好投だけだった。 一枝修平(日刊スポーツ評論家)「井川は素晴らしかった。ストレートに力があったし、コントロールも良かった。湯舟が早々と降板して準備不足やないかと思ったが、7回まで佐伯の1安打だけは立派やで。球速は湯舟とさして変わらない140キロ前後だが、井川の方が重さがある。真っ直ぐに伸びがあるから、抜いた変化球も効果的やった。去年に比べたら下半身も安定してきたし、ストレート系に強い横浜打線に通用したのは、本人も自信になったやろ」 井川の踏ん張りは虎党の溜飲を下げたものの、それだけに打線の奮起がほしかった。2回に新庄が12打席ぶりのヒットで出塁し、三浦の暴投で生還。3回は2死三塁からまた新庄が左中間へ適時二塁打。反撃ムードは高まったが、4回以降打線は沈黙した。9回、新庄が3安打目となる中越え二塁打。1発が出れば同点の好機を作ったものの、最後は代打桧山が一ゴロでゲームセットとなった。 一枝修平「きのうまでタラスコ、大豊が打てば、新庄はダメ。この日は新庄が3安打してるのに、その前後が三浦のフォークに空振りばっかりや。これだけチグハグやと点は入りにくい。でも新庄に当たりが戻ってきたのは明るい材料やないか。バットのヘッドがスムーズに出るようになったし、3安打して忘れていたヘッドの使い方を思い出せたんじゃないか。この打ち方をしてたら心配ないし、チャンスが回ってきたら打つよ」 阪神は21日、長期ロードを終えて地元へ戻る。22日から大阪ドームでヤクルト3連戦、そして夏休み最後の本拠地甲子園で広島を迎え撃つ。このままズルズル転落していくわけにはいかない。 一枝修平「カギはやっぱり先発投手。しっかり試合を作ってやることや。先行逃げ切りの阪神の勝ちパターンに持ちこむことやね。打線は新庄が当たり出せば、もう少し得点力がアップする。井川のような若手がもっと出てきて、チームを元気にしてほしいね」 (構成=木崎輝三)
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2000年8月21日付紙面掲載 | |||||||
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