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横浜 3―2 阪神(8月18日)
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連載目次 |
3イニング目、責められぬ葛西苦しすぎる投手の台所事情1点を争う緊迫した延長戦は、阪神にとってこれ以上ない悲劇的な幕切れとなった。延長11回表、タラスコが勝ち越しアーチをかける。しかしその裏、悪夢が待っていた。葛西が2死三塁から代打井上に中前へポトリと落ちる適時打を浴びて同点。井上に二盗され、石井琢に右前打。右翼タラスコの懸命のバックホームも空しく、阪神はサヨナラ負けを喫した。 一枝修平(日刊スポーツ評論家)「葛西も最後は力尽きた。9回から投げていたけど、横浜打線は左打者ばっかり。気の抜けない投球がずっと続いていた。11回の井上の同点打、石井琢の決勝打は、どちらも逆球。でも葛西は責められんよ。葛西をそこまで投げささなアカンかった台所事情が問題」 この日1軍登録されたばかりの星野伸が先発し、6回1死まで1失点。その後、伊藤、西川、葛西のリレーで横浜打線を抑えてきた。延長をにらみつつの継投となったが、福原を先発要員としている状況下では得意の“やりくり”が機能しない。その負担が最後の最後にサヨナラ負けという形になって表れた。 一枝修平「福原を先発要員するなら、別の右の本格派が必要になる。でないと、やりくりの継投はできひん。それが伊藤、葛西、遠山をフル稼働ささなアカン状況になってしまってる。絶対的な守護神がいないんやからね」 もちろん、打線にも反省がなかったわけではない。先発の星野伸にもう少し援護点があれば、展開は違っていたかもしれない。1回、先頭の坪井が四球で出塁するが、続く田中がカウント2―3からワンバウンドのボール球を振って空振り三振。ヒットエンドランがかかっていた一走坪井は、盗塁死してチャンスをつぶした。一方、横浜は先頭石井琢が中前打。金城が送りバンドして、鈴木尚が三振の後、ローズが中前適時打。悲しくなるほど明暗を分けた。 一枝修平「細見は立ちあがり制球に苦しんでいた。坪井にはストレートの四球。田中にも2球続けてボールでストライクが入らない。カウント2―3となったところで阪神ベンチはエンドランで動いたが、ワンバウンドのボール球を振っていては話にならない。こういう小さなミスが、最後になって響いてくるんや。悲しいのは、きのうの巨人戦も、この日も試合は勝ってるのにな。台所事情で負けた。明日のことを考えてな。これじゃ、3位争いも厳しいな」 (構成=木崎輝三)
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2000年8月19日付紙面掲載 | |||||||
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