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巨人 4―3 阪神(8月17日)
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連載目次 |
田中、塩谷Wミスで勝ち逃げたAクラスへ余力…切り替えて手の中から勝利がスルリと逃げていった。7回まで2安打の好投を続けてきたハンセルが8回、清水に3ラン、江藤にソロの連続被弾を浴びて炎上。その瞬間、巨人に一矢報いることを信じていたレフトスタンドの虎ファンから一斉にメガホンが投げこまれた。 一枝修平(日刊スポーツ評論家)「負けに不思議の負けなしというが、まさにその通りや。8回無死一塁。仁志の二遊間のゴロを捕球した田中は、なぜあんな無理な体勢でトス(記録は内野安打)をしたのか。踏ん張って投げても十分間に合った。確実に1つアウトを取れなかったことが、ハンセルを精神的に苦しくさせた。流れのままの軽率なプレーやった」 3回までパーフェクトのハンセルも、中盤に入ってやや制球が甘くなりだしていた。交代時期を見定めるのが難しい状況だったが、8回無死一、二塁で打者清水にベンチは続投を選択。それが裏目に出て、同点3ランを浴びたのだった。 一枝修平「清水に対して遠山か西川を出せば、代打にマルティネスが出てくるケース。ハンセル続投も分からなくはないが、球威が落ちていることを考えて福原で力勝負に出る選択肢もあったやろ。同点になった後、江藤に対して気落ちしているハンセルを続投させたのもしんどかったな」 展開的には完全に阪神ペースだった。巨人工藤に対し、阪神は4回に新庄、大豊の連打で先制。6回にタラスコの1発で加点。7回にも2死満塁から坪井の適時打で3点目を挙げた。この3連戦で初めて先制。得意の逃げ切りのパターンが見えていただけに、何とも悔やまれるのだ。 一枝修平「7回の2死満塁で坪井の適時打に、二走の塩谷が三塁をオーバーランしてタッチアウトになった。三塁コーチャーは止めてたのに、何で捕手からの送球でアウトになるんや。田中の守備といい、塩谷の走塁といい、こういうミスをしていたら勝てんわ」 1点を追う9回2死から桧山が二塁打。ここで次打者の田中がそのまま打席に入って空振り三振。和田、八木の代打のスペシャリストにも出番はなかった。 一枝修平「代打もリリーフも駒を残したまま負けた。田中は2安打していたし、守備のミスを取り返すチャンスを与えたのかもしれないが、桑田との1対1で打点を稼ぐにはまだ重荷。ベテランの勝負度胸にかける手もあった。まぁ、まだまだ目標の3位Aクラス入りのチャンスはある。現状では巨人、中日以外の4チームで1番戦力が整っているのは阪神なんだし、気持ちを切り替えてやってほしいね」 (構成=木崎輝三)
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2000年8月18日付紙面掲載 | |||||||
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