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巨人 4―3 阪神(8月15日)
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連載目次 |
坪井、タラスコもっと大胆にノビノビやっているのは塩谷ぐらいジワジワと追い上げる阪神はついに9回、大豊の豪快な1発で1点差に詰め寄った。一気に盛りあがるレフトスタンド。しかし虎の反撃も、これが精いっぱいだった。最後はこの日2安打の塩谷が中途半端な空振り三振。このカードの対戦成績は7勝13敗となった。 中西太(日刊スポーツ評論家)「実は今回の巨人戦は楽しみやった。後半戦に入って阪神は10勝5敗。対戦チームとの巡り合わせも良かったと思うが、今の勢いが本物かどうかをチェックするには最適の相手。どんな戦いをするのか興味があったんや」 阪神の先発は藪。今季6勝中4勝が巨人戦(対戦防御率は3・53)。6月8日の巨人戦(東京ドーム)以来2カ月以上も勝ち星がないが、相性の良さにベンチも期待した。しかし序盤から制球に苦しみ、5回まで毎回の6四球(1敬遠を含む)という乱調。4回に与えた先制点も、先頭打者高橋由への四球からだった。 中西太「4勝もしていれば、巨人打線は藪に対してイヤなイメージを持っていたはず。しかし過剰意識してしまったのは、藪の方やった。コースを狙い過ぎて、手投げになった。逆に巨人は藪対策に足を絡めるなどベンチが積極的に動き、それがものの見事に決まったね」 4回無死一塁から巨人二岡がヒットエンドランを成功。それを口火に2点を先制した。5回にも先頭の松井が四球で歩き、1死後に高橋由がランエンドヒットを成功させた。二岡の適時打の後、4点目は村田善の初球スクイズ。まるで野村TOP野球を見ているような小技が、結果的に決勝点となった。 中西太「エンドランで揺さぶり、スキを突いてスクイズ…。巨人は苦手投手攻略のお手本のような攻撃やった。首位の余裕やろね。逆に阪神は藪だけでなく、気負いや硬さがあった」 慎重になりすぎた藪は四球から崩れ、巨人の機動力攻撃に慌てた。序盤に味方の援護があれば、もう少し余裕を持った投球ができていたのかもしれない。 中西太「坪井は2度も見逃し三振を喫するなど消極的。タラスコも初球のストライクを簡単に見逃していては相手投手に威圧感を与えられない。新庄も少し下降気味…。ノビノビやっていたのは塩谷ぐらい。ボールの見方、対応がいいし、下半身でタイミングが取れている。本当は阪神の方が奔放にやれるはず。もっと大胆さがほしいね」 (構成=木崎輝三)
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2000年8月16日付紙面掲載 | |||||||
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